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夜光の階段 (下) [小説]

社長夫人の波多野雅子が死亡した。
不審を抱いた枝村幸子は
佐山道夫と親しい岡野正一に調査を依頼する。
決定的な証拠を掴んだ幸子は
殺人を秘密にするからと、道夫に結婚を迫る。
一方、検事の桑山は道夫の行動に疑問を覚え、
彼の行状を独断で調べていくが…

下巻で展開が早くなっていく。
個人情報保護法が存在しなかった時代なので、
捜査の方法や聞き込みなど、
現在では通用しない部分もあるだろう。
欲に捕われた人間の愚かさや醜さ、
因果応報といった部分が上手く描かれていたが、
ラスト付近はややあっけない。


夜光の階段 (下) (新潮文庫)

夜光の階段 (下) (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/01/29
  • メディア: 文庫



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