前田日明が語るUWF全史 下 [その他]
『前田日明が語るUWF全史』
下巻では1987年6月29日から1991年8月1日までの出来事を振り返っている。
『1984年のUWF』で新生UWFはかなり批判的に書かれているが、
取材や検証が雑で偏向的な印象は否めなかった。
この本では近頃、ネットや単行本で新生UWFについて語り始めた
元フロント・川崎浩市氏の証言がよく登場する。
貴重な証言が多く、新生UWFの内部状況についての理解が深まる。
当時の専門誌(紙)から引用した前田日明の
UWFやプロレスについての発言はどれも他団体を貶めていないものだった。
この辺りは私も記憶にあるので、
『1984年のUWF』の内容は胡散臭く感じてしまった。
リングスについても少し触れられているが、
関係者や選手たちがメディアで語ることが多くなったので、
まだまだ検証する必要はあるだろう。
ずっと前田日明を見続けてきた人たちにとっては
最終章の彼の発言を読んで、救われるような、感慨深いような
いろんな感情が混ざった気持ちになるだろう。
この本の価値はここにあると言っても過言ではないのだ。
下巻では1987年6月29日から1991年8月1日までの出来事を振り返っている。
『1984年のUWF』で新生UWFはかなり批判的に書かれているが、
取材や検証が雑で偏向的な印象は否めなかった。
この本では近頃、ネットや単行本で新生UWFについて語り始めた
元フロント・川崎浩市氏の証言がよく登場する。
貴重な証言が多く、新生UWFの内部状況についての理解が深まる。
当時の専門誌(紙)から引用した前田日明の
UWFやプロレスについての発言はどれも他団体を貶めていないものだった。
この辺りは私も記憶にあるので、
『1984年のUWF』の内容は胡散臭く感じてしまった。
リングスについても少し触れられているが、
関係者や選手たちがメディアで語ることが多くなったので、
まだまだ検証する必要はあるだろう。
ずっと前田日明を見続けてきた人たちにとっては
最終章の彼の発言を読んで、救われるような、感慨深いような
いろんな感情が混ざった気持ちになるだろう。
この本の価値はここにあると言っても過言ではないのだ。