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レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史 [ノンフィクション]

西武鉄道創業者の堤康次郎は親米反共の保守政治家だった。
しかし西武鉄道沿線にはアメリカ的な住宅ではなく、
公団団地、画一的な集団住宅が続々と建設され、
まるでソ連のような街並になっていった。
そして自治会を中心に日本共産党が支持を伸ばしていく。
この辺りの捻れ感は興味深い考察だった。

その他、西武鉄道や団地の歴史についても触れられている。
従来とは違った視点で戦後思想史を捉えた貴重な一冊。


レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史 (新潮文庫)

レッドアローとスターハウス: もうひとつの戦後思想史 (新潮文庫)

  • 作者: 原 武史
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/03/28
  • メディア: 文庫



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