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アリと猪木のものがたり [その他]

1980年『私、プロレスの見方です』で作家デビューした村松友視。
一躍、話題となり、アントニオ猪木も内容を絶賛する。
その後、プロレス関連本を数冊出版した後、直木賞作家に。
以来、プロレスから離れていたが、
モハメド・アリの死去、猪木VSアリが再び話題となったことを受けて、
あの試合とその背景を村松氏独特の感性で再検証している。

やや回りくどい表現が目につくが、
力道山時代からの
世間のプロレスに対する視線の描き方は鋭い。
その流れから猪木VSアリも分析している。
この辺りは面白かった。

倍賞美津子が猪木に与えた影響や彼女の役割、
1995年、北朝鮮興行でのアリと村松氏のエピソードが心温まる内容だった。


アリと猪木のものがたり

アリと猪木のものがたり

  • 作者: 村松 友視
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/11/20
  • メディア: 単行本



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