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愛と喝采の日々 [映画]

バレリーナとして頂点を極めたエマ、
結婚のためバレエを引退したディーディー。
20年ぶりに再会した2人だが、ディーディーの娘江マリアが
バレリーナとして成功し始めたことで、お互いの感情がぶつかりあってしまう。

仕事と家庭、どっちが幸せか、母娘の対立といった古典的なテーマが
上手く描かれている。
バレエシーンが美しかった。


愛と喝采の日々 [DVD]

愛と喝采の日々 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2012/01/19
  • メディア: DVD



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こぐまちゃんのみずあそび [絵本]

こぐまちゃんがお庭で水遊び。
しろくまちゃんとも一緒に遊んで泥だらけに。
不思議な味わいの絵だが、
気に入る子どもは多いようです。


こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)

こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)

  • 作者: 森 比左志
  • 出版社/メーカー: こぐま社
  • 発売日: 1971/11/01
  • メディア: 単行本



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ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 [新書]

2010年、大阪市内で発生した二児餓死事件。
母親は育児放棄をして男と遊び回っていた。
何故、このような事件が起きたのか。
母親は鬼畜だったのか。
全ての責任は彼女にあるのか。
母親の生育歴を辿り、親族、関係者に丹念に取材をし、
事件の真相と現代社会の問題点に迫っている。

ネグレクト、非行、性犯罪被害、母親はかなり厳しい人生を歩んできた。
途中、救いの手も差し伸べられてきた感はあるが、
どうしてもこぼれ落ちてしまう。
それでも二児はどこかで救えたかもしれないと思うと胸が痛む。

離婚の際、懲罰的に子どもを押し付けたのではという、著者の指摘は鋭い。
自分が不貞を犯して離婚となったのだから、
責任を持って子どもを育てなさい。基本的には援助はしません。
理屈としては正しいのかもしれないが、
そこに子どもへの愛情や人権という意識は見られない。
実際問題、手に職のない母子家庭は貧困に陥る可能性が高く、
子どもの将来を考えたら、周囲が援助すべきだったのだろう。
母親はSOSの出し方が下手で、諦めも早いため、
行政の支援は受けることができなかった。
ここで行政を攻めるのは酷か。
都会のマンションでは住人同士の交流はない。
転落と袋小路の連鎖から母親は飛んでしまったのだ。

読んでいてかなり切なくなってしまう。
類似の事件が生じないために、私たちは何をすべきか、
考えさせられる内容であった。


ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)

ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)

  • 作者: 杉山 春
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/09/04
  • メディア: 単行本



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死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人 [ノンフィクション]

2005年、大阪で姉妹刺殺事件を犯した山地悠紀夫。
彼はその5年前、母親を殺害し、少年院へと収監されていた。
山地はどのような人物だったのか。
過酷な生い立ち、アルコール依存症で暴れる父親、ネグレクト気味の母親、
借金に追われる母子家庭、いじめ、不登校、広汎性発達障害、
規則正しい生活に馴染めた少年院、
そこを出た後は過去を知られ店を転々とし、最後はゴト師に。

転がり落ちる人生「私は生まれてくるべきではなかった」という発言は
読んでいるものを切なくさせる。
犯した罪は許されるものではないが、
どこかで救いの手があったならばと思ってしまうだろう。
発達障害が認知され始めた頃に出版されたため、
そのことに関する記述は多い。
ただし山地に関しては成育歴や環境が苛酷なため、
何らかの犯罪に巻き込まれた可能性は高いだろう。

広汎性発達障害で犯罪を犯してしまった人に対しては
「反省」を求めるのではなく、
「再犯防止」に力を入れるべきというところに説得力があった。
日本の司法は「罪への反省」ありきだが、
そういう思考になれない人たちがいることを
知る必要があるのだろう。

貧困と暴力、不景気といった時代背景についても、
いろいろ考えさせられる本だった。


死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人 (新潮文庫)

死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人 (新潮文庫)

  • 作者: 池谷 孝司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/04/27
  • メディア: 文庫



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