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選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子 [ノンフィクション]

彼女は出生前診断で「異常なし」と伝えられたが、
生まれてきて子はダウン症で、3ヶ月で亡くなってしまった。
医師が結果を見落としていたのだ。
誤診への謝罪はあったが、
誤診ゆえに生まれ、苦しんで亡くなった子に対する医師の謝罪はなかった。
彼女は医師を訴えることに。

母体保護法では障害を理由に中絶はできないと定められている。
しかし出生前診断の結果、胎児に染色体異常が発見されると、
ほとんどの女性が中絶を選択する。
経済的理由なら中絶が認められているため、グレーゾーンで判断されているのだ。
ダウン症の子とともに生きる家族、
育てることができなかった女性、
ダウン症で初めて大学を卒業した女性、
優生保護法下での強制赴任手術を受けた女性、
様々な角度から命の選別について
深く考えさせられる内容となっていた。


選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子

  • 作者: 河合 香織
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/07/17
  • メディア: 単行本



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