日本プロレス事件史 vol.16 王者の宿命

巻頭記事は1971年に猪木が奪取したUN王座の創世記について、
その歴史が詳細にレポートされている。

次期NWA王者と言われていたボブ・バックランドが
なぜWWWF（現WWE）王者になったのか。
1991年当時のインタビューから検証した記事が面白かった。
バックランドはアマレス全米大学王者の肩書きで売り出していたが、
実は2部リーグの王者であり、本当はプロフットボーラーになりたかった。
この辺りの事実は何処かで読んだ記憶がある。

その他の記事は小佐野景浩氏（元ゴング）や
安田拡了氏（週プロ系）が書いているのだが、
何となく流智美氏の歴史検証ムードに飲み込まれていた。
昔からのプロレスマニアにはたまらない内容だが、
果たして売れ行きは確保できているのだろうか。

日本プロレス事件史 vol.16 王者の宿命 (B.B.mook)

• 作者:
• 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
• 発売日: 2015/12/17
• メディア: ムック