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「ウルトラQ」の誕生 [ノンフィクション]

『ウルトラQ』誕生50周年を機に当時の状況を振り返る。
映画からテレビに大衆娯楽が移行してきた時代、
『ウルトラQ』はどのようにして企画されていたのか。
脚本家たちはどのような想いシナリオを書いていたのか。
またシリーズを見直したくなる内容だった。


「ウルトラQ」の誕生

「ウルトラQ」の誕生

  • 作者: 白石 雅彦
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2016/01/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コメント 2

武部

新聞の書評欄に「現在に続く精神の礎を検証/『ウルトラセブン』の帰還/白石雅彦著」の記事を見つけ、同じ著者が『「ウルトラQ」の誕生』『「ウルトラマン」の飛翔』も刊行していることを知りました。
それで、迷わず『「ウルトラQ」の誕生』を選び、購入した次第。・・・我ら、昭和のオジサン世代は 現在まで系譜が繋がる「ウルトラ」シリーズの元祖=「ウルトラQ」がテレビ放映された日の衝撃を忘れていませんから。
本書は、怪獣・特撮映像の業界人の側から書かれた「内幕物」と云うか、「プロジェクトX」的なドキュメンタリーですが、その「ウルトラQ」愛は、同世代・同じ地方都市出身者として大いに共感出来ます(1961年秋田県出身の白石氏に対し、1958年札幌市出身の私)。

巻頭の「『ウルトラQ』放送リスト」と「NG脚本・企画」。この、圧倒的に細密な資料だけでも「昭和のテレビっ子世代」には感涙モノです。
テレビ映画草創期と円谷プロダクションの苦闘(第一部)や、難産だった「ウルトラQ」という番組をめぐる秘話(第二部)。 番組名が「ウルトラQ」に決まる以前、「WoO」或いは「UNBALANCE」だったこと。当時の時代背景として、1964年に開催された東京五輪・・・その体操競技のultra C(難度Cを超える技を意味する英語)に便乗して番組名が変更されたこと。 放送時間帯(日曜の夜19時~)と視聴者層(家庭向け・子供向け)に配慮し、番組の路線が変更されたこと(当初のSF・怪奇→怪獣路線へ)等々、目から鱗の「制作ウラ話」でした。
特撮ドラマ草創期の怪獣たち・・・ペギラ、ナメゴン、ガラモン、ケムール人(!)、ピーターが懐かしい! それと同時に、当時 少年だった私が夢中で観たドラマ群・・・「ミステリーゾーン」「スーパーマン」、「マグマ大使」「W3」「隠密剣士」「ビッグX」「オバケのQ太郎」「七色仮面」・・・等々の番組名と再会しただけで感涙モノでした。



by 武部 (2018-03-21 12:53) 

kenken

コメントありがとうございます。
リアルタイムで観られた方は
やはり想いが深いですね。

by kenken (2018-03-21 21:24) 

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