ゼロの焦点 [小説]
板根禎子は広告代理店に勤める鵜原憲一と見合い結婚した。
新婚旅行後、北陸へ仕事の引継ぎにいった憲一は行方不明に。
禎子は憲一を探しに金沢へ向かうのだった。
昭和30年代前半の話であり、
戦後の混乱期を引き摺った登場人物たちが生々しい。
禎子の推理力は普通の主婦としては無理があるが、
時代を写す社会派小説として読めば趣深いものがある。
北国の寒々とした雰囲気が上手く描かれており、
事件が持つ闇の深さと合っていた。
新婚旅行後、北陸へ仕事の引継ぎにいった憲一は行方不明に。
禎子は憲一を探しに金沢へ向かうのだった。
昭和30年代前半の話であり、
戦後の混乱期を引き摺った登場人物たちが生々しい。
禎子の推理力は普通の主婦としては無理があるが、
時代を写す社会派小説として読めば趣深いものがある。
北国の寒々とした雰囲気が上手く描かれており、
事件が持つ闇の深さと合っていた。
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