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「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち [ノンフィクション]

近年、児童虐待は大きな社会問題としてメディアで取り上げられることが増えてきた。
虐待をした親たちは「鬼畜」のように報道されるが、
果たして、どのような人間だったのか。
「厚木市幼児餓死白骨化事件」
「下田市嬰児連続殺害事件」
「足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件」
これらの事件で、
虐待した親だけでなく、家族歴、周辺の関係者たちも
深く掘り下げ、現代社会が抱える問題について考えさせられる内容となっている。
虐待やネグレクト、貧困は世代間で連鎖し、
その結果として現実感の欠如が
悲惨な事件を生み出すのだと思い知らされる。

エピローグに
特別養子縁組を支援するNPO法人「Babyぽけっと」について触れられている。
読んでいると少しは救われた気分になる。


「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

  • 作者: 石井 光太
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/08/18
  • メディア: 単行本



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