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軀 [小説]

短編5作収録。
全編、体へのコンプレックスや執着心など
人間心理の闇の部分を照らし出した話であり
救いが無く破滅的な展開である。
崩壊への過程が男女ともに上手く描かれている。
ボクサーが主人公の話が印象に残った。
女性作家では珍しいかもしれない。


躯(からだ)

躯(からだ)

  • 作者: 乃南 アサ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本



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コメント 2

兵

こんにちは。
この本、私は整形にハマる家族の話が、とても印象的でした。
実際ありそうで恐すぎます。

乃南アサさんは、『水の中のふたつの月』とか『幸福な朝食』のように恐い作品があったり、『涙』のように切ない作品があったりひきだしの多い作家さんですね。
by 兵 (2008-06-13 11:05) 

kenken

あの話は怖いですね。

乃南アサさんは女性人気が高い印象があります。
実は今年から読み始めたばかりなので、
コメントに書いていただいた作品は未読です。
今後の読書の参考にさせていただきますね。

by kenken (2008-06-13 17:36) 

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