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産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃 [ノンフィクション]

急増する不妊の背景に「卵子の老化」があることを取り上げ、
話題となったNHKスペシャルの書籍化。
日本は不妊治療大国だが、成功率は著しく低い。
何故なら「卵子の老化」が始まる30代後半から
不妊治療を開始する人たちが最も多いからだ。
「卵子の老化」について日本人はほとんど知識が無く、
高齢になっても出産できると考えている女性は多い。

不妊治療は経済的負担だけではなく、
肉体的負担や周囲の無理解による精神的負担も大きい。
また不妊の半分は男性側に原因があるとも言われている。

クリニックや実際に不妊治療をしている人たちへの取材、
諸外国の不妊治療の状況なども記されており、
不妊についてかなり理解しやすい内容になっている。

性教育で「卵子の老化」について教えること、
職場が不妊治療への理解を深めること、
男性側の協力、何より「不妊」について話すことを
タブー視する風潮を変えていくことが必要である。

不妊治療について上手にまとめられており、たいへん読みやすかった。


産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃

産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃

  • 作者: NHK取材班
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/05/31
  • メディア: 単行本



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