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抱く女 [小説]

1972年の吉祥寺周辺が舞台。
あさま山荘事件が起き、学生運動は下火に。
20歳の女子大生・直子は白けた気持ちで日常生活を過ごしていた。

1951年生まれの作者が描くだけあり、
街の風景や直子の心情にはリアリティを感じた。
いつの時代も若者は悩んで傷つき、過ちを犯してしまうものなのか。
全編に漂う歯痒さに若き日を思い出す人も多いのでは。


抱く女

抱く女

  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/06/30
  • メディア: 単行本



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