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大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか [新書]

2011年に起こった大津中2いじめ自殺事件。
当初、学校と教育委員会はいじめによる自殺を認めなかった。
しかし、いじめの実態は存在し、
学校側の隠蔽体質が批判されることになった。

この本では自殺した少年と加害者の関係、家族関係、
学校や教育委員会、行政の対応について詳細に書かれている。
それだけではなく、
過去に起きたいじめ自殺事件からの考察や
仕事の多忙さにより生徒と向き合えない教師たち、
職員室から失われた同僚性などについても触れられている。

周囲の人間がどれだけ気づけるか。
「いじめ」でも「いじり」でも相手を悲しませたり、
人を傷つける行為はするべきではないと声高に言える教師がいるのか。
神戸の教師いじめ事件の報道を目にすると、
それも厳しい状況なのかなと思ってしまうが。


大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか (PHP新書)

大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか (PHP新書)

  • 作者: 共同通信大阪社会部
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/03/17
  • メディア: 新書



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